トトロの森をたずねて 前編 丸紅新電力の電気料金メニュー「プランG」では、お客さまからいただいた電気料金の一部を、森と緑の保全活動に役立てています。その寄付先のひとつが「公益財団法人 トトロのふるさと基金」。東京都と埼玉県にまたがる狭山丘陵で、里山の風景とともに、地域に伝わる文化や習慣、伝統的で持続可能な生活スタイルを未来へ伝えようと、さまざまな活動を行っています。「トトロのふるさと基金」代表の安藤聡彦さんと、専務理事の荻野豊さんに、同法人の活動拠点「クロスケの家」の縁側で、お話をうかがいました。 トトロの森をたずねて 前編 丸紅新電力の電気料金メニュー「プランG」では、お客さまからいただいた電気料金の一部を、森と緑の保全活動に役立てています。その寄付先のひとつが「公益財団法人 トトロのふるさと基金」。東京都と埼玉県にまたがる狭山丘陵で、里山の風景とともに、地域に伝わる文化や習慣、伝統的で持続可能な生活スタイルを未来へ伝えようと、さまざまな活動を行っています。「トトロのふるさと基金」代表の安藤聡彦さんと、専務理事の荻野豊さんに、同法人の活動拠点「クロスケの家」の縁側で、お話をうかがいました。 トトロの森をたずねて 前編 丸紅新電力の電気料金メニュー「プランG」では、お客さまからいただいた電気料金の一部を、森と緑の保全活動に役立てています。その寄付先のひとつが「公益財団法人 トトロのふるさと基金」。東京都と埼玉県にまたがる狭山丘陵で、里山の風景とともに、地域に伝わる文化や習慣、伝統的で持続可能な生活スタイルを未来へ伝えようと、さまざまな活動を行っています。「トトロのふるさと基金」代表の安藤聡彦さんと、専務理事の荻野豊さんに、同法人の活動拠点「クロスケの家」の縁側で、お話をうかがいました。
土地を購入して手入れすることで、貴重な里山の環境を守る。 土地を購入して手入れすることで、貴重な里山の環境を守る。 土地を購入して手入れすることで、貴重な里山の環境を守る。
「トトロのふるさと基金」のナショナル・トラスト活動とは、 どのような活動ですか? その概要について教えてください。
荻野
東京都と埼玉県にまたがる狭山丘陵は、映画「となりのトトロ」の舞台のひとつと言われる地域です。古くから人と自然が調和する「里山の風景」が広がっていましたが、都心から近いため、宅地やゴルフ場の開発、建設残土の埋め立て、ゴミの不法投棄などにより、美しい風景が失われようとしています。私たちは、活動に共感していただける皆さんから寄付金を募り、土地を購入して手入れをすることで、貴重な里山の環境を保護する活動に取り組んでいます。
安藤
1990年に、荻野さんが仲間たちと一緒に「トトロのふるさと基金委員会」という任意団体を設立しました。翌91年8月に、墓地開発計画にさらされた雑木林の隣接地およそ1000㎡を購入し、「トトロの森1号地」と名づけました。それ以降も、市民や企業から土地を買い取って自然環境を保全する「ナショナル・トラスト活動」を展開してきました。2016年11月までに40か所以上の「トトロの森」が誕生しています。私は10年ほど前から代表を務めています。

混みあった木を間引きする(間伐)ことで、
健康な森が守られる。

「トトロの森1号地」の入り口に立てられた看板。

散策会や、森の維持管理作業を通じて、狭山丘陵の魅力を体感してほしい。 散策会や、森の維持管理作業を通じて、狭山丘陵の魅力を体感してほしい。 散策会や、森の維持管理作業を通じて、狭山丘陵の魅力を体感してほしい。

秋には、美しい紅葉が楽しめる。

適切に手入れされた明るい竹林。

「トトロのふるさと基金」では、
どんな活動が行われているのですか?
荻野
皆さまに寄付をお願いするためには、まず、この「トトロの森」の魅力を、多くの方々に知っていただくことが大切です。そのため、月に1~2回「トトロの森の散策会」を開催しています。1回あたりの参加者は30名。ガイドの案内で「里山の自然」をたっぷり楽しんでいただきながら、私たちの活動について説明します。トトロの森の魅力を実際に体感することで、「この環境を守るために協力したい」という思いを、私たちと共有していただきたいのです。
安藤
また、基金の会員が組織する「トトロの森で何かし隊」というボランティアサークルもあります。このサークルでは、ナショナル・トラスト活動によって取得した「トトロの森」を「里山の雑木林」として守り、未来に残し伝えていくため、落下枝拾い、草伐り、間伐作業など、森を適切に維持管理するための作業を毎月2回、定例作業として行なっています。高校生、大学生から定年退職後の方まで、幅広い年齢層の方々が参加してくれているんですよ。ジブリの皆さんも、毎回、参加してくれています。貴重な戦力ですね(笑)。
多様な生きものが人と共生する、豊かな生態系が魅力です。 多様な生きものが人と共生する、豊かな生態系が魅力です。 多様な生きものが人と共生する、豊かな生態系が魅力です。
トトロの森、狭山丘陵ならではの魅力について
教えてください。
荻野
トトロの森を抱く、狭山丘陵の多くは雑木林です。これは自然のままに残った森や林ではなく、長い時間をかけて「人々の生活空間」として育まれてきた環境なのです。私は野鳥が大好きなんですが、適切に手入れされた里山の周辺には、人間の手によって田や畑、用水池などがつくられるとともに、昆虫や小動物など、多様な生きものが集まって、豊かな生態系が形成されています。こうした里山の魅力を、ぜひ多くの人たちに体験してほしいですね。
安藤
私は埼玉大学で環境教育について研究しています。5年前に、大学から近いこの地域に引っ越してきたんですが、都心から約40㎞くらいしか離れていないにもかかわらず、これほどまでに広大な「緑の空間」が残されていることに、いまも新鮮な感動を覚えます。なだらかな丘と谷が織りなす四季折々の風景も魅力ですね。狭山湖の中央を横切る「中堤防」から、湖をぐるりと囲む満開の桜を初めて見たときには、思わず声を上げてしまうほど感激しました。

湿地帯には木道をつくり、
水辺に棲む生物を保護している。

狭山湖からのながめ、春には桜が満開になります。

第1回は「トトロの森」が生まれたいきさつや、トトロの森を抱く狭山丘陵の魅力について語っていただきました。次回は、「トトロのふるさと基金」の活動拠点となっている築100年以上の古民家「クロスケの家」や、田んぼを再生してお米を収穫する活動などについてお話をうかがいます。お楽しみに! 第1回は「トトロの森」が生まれたいきさつや、トトロの森を抱く狭山丘陵の魅力について語っていただきました。次回は、「トトロのふるさと基金」の活動拠点となっている築100年以上の古民家「クロスケの家」や、田んぼを再生してお米を収穫する活動などについてお話をうかがいます。お楽しみに! 第1回は「トトロの森」が生まれたいきさつや、トトロの森を抱く狭山丘陵の魅力について語っていただきました。次回は、「トトロのふるさと基金」の活動拠点となっている築100年以上の古民家「クロスケの家」や、田んぼを再生してお米を収穫する活動などについてお話をうかがいます。お楽しみに!
トトロの森をたずねて 後編へつづく
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